増えている若年層の薄毛はなぜ起きる?原因と発毛対策を伝授

薄毛に悩み始めるのは30〜40代に入ってから、そしてその原因には男性ホルモンが影響していることなどから、薄毛は中年の男性だけの問題という認識が一般的でした。しかし最近では性別は関係なく、さらに年齢も10代、20代から悩む方が増えています。若ハゲとも言われる若年性脱毛症は、若いうちから急激に抜け毛が気になり始めたり、毛が細くなってしまったりする現象です。医学的な病気として定義されているわけではありませんが、加齢によるものとは異なり、現代ならではの要因によって引き起こされているとも言われています。遺伝的な原因による場合も中にはありますが、それ以外の原因を理解し、適切な対策を取ることで進行を引き止めたり発毛を促進していくことが可能です。このページでは、若年層の薄毛が起ことされる原因と、それに対する解決策をご紹介します。

自律神経の乱れ

現代のストレス社会では自律神経の乱れが問題視されています。自律神経とは、交感神経と副交感神経という2つの神経から成り立っており、交感神経は昼間の興奮や活動的な動きに、副交感神経は主に睡眠時などリラックスした時に働き、それぞれがバランス良く機能することで体の調子を整えています。

本来は一定のリズムで活動すべき体が、不規則な生活によって自律神経のバランスを崩し、体の様々な器官の働きを弱めてしまい、それが頭髪にも悪影響を及ぼしてしまうと言われています。残業が続き、飲み会があり、夜中に帰ってきてまた早朝から仕事、というような多忙な生活や、夜中までスマホやテレビゲームなどの光で目を刺激すること、人間関係においてのストレスなども、自律神経のバランスを崩す要因になります。

自律神経を整えるための方法には様々なものがありますが、生活習慣を見直すことが一番の解決策です。バランスの取れた食事をする、早寝早起きを心がける、十分な睡眠時間を確保する、そして適度な運動を行うことなどです。これができれば苦労しないとは思いますが、中々それが難しいというのが本音なのではないでしょうか。一度に完璧なリズムを目指そうとするとかえってそれがストレスになってしまうこともあります。ポイントは少しずつ、できることから改善していくことです。

例えば、朝目覚めたらカーテンを開けて日の光を浴び、窓を開けて新鮮な空気を取り入れるようにするだけでも気分が爽やかになります。また、夜はベッドの中でついスマホなどをチェックしてしまうという時は、1時間前までにはスマホの使用は終えて、読書などで目を休めて眠るのもおすすめです。リラックスができるお気に入りの小説でもいいですし、仕事でストレスを抱えている方などはそれを解決するためのビジネス書なども、前向きな気持ちになるため良いと言われています。

食生活の乱れ

毎日の食事は蓄積されると体に大きな影響を及ぼします。毎日ファーストフードやラーメンなどの高カロリー食を食べ続けた場合、当然のことながら太ってしまいますよね。それと同じように、食生活が髪の毛に及ぼす影響も大きいです。

髪の毛が成長するためには常に清潔な頭皮環境を整える必要がありますが、皮脂などで汚れた頭皮だと毛穴に汚れが詰まってしまい、髪の成長を妨げてしまいます。最も悪影響を及ぼすのが脂肪分とも言えますが、その他にも激辛料理やコーヒーや紅茶、エナジードリンクは、交感神経を刺激するためあまり良くないと言われています。

ただし、コーヒーなどに含まれるカフェインには同時に血液の流れを良くする作用もあり、髪の成長に良い影響を及ぼすとされる説もあります。結局のところどちらがいいのかといった議論もありますが、コーヒーを飲んだら髪が生える、というイコールな関係ではないので、苦手な方は無理して飲む必要はないですし、好きな方は適度に楽しむのが良いでしょう。

脂肪分が良くないといって油分を減らしすぎると逆に乾燥の元となり、フケなどが詰まることにもなるため、結局のところバランスのとれた食事が大切です。髪の主な成分はタンパク質で、肉、魚、乳製品、大豆などに含まれているタンパク質は美しい髪の毛を作るためには不可欠な食べ物です。そのため、極端な食事制限によるダイエットは、髪の毛にも悪影響を及ぼしてしまいます。

ちなみに、タンパク質の欠如は脂肪を燃焼させる役割のある筋肉を作る栄養素でもあるため、あまりにもタンパク質の摂取を制限することはダイエットにもよくありません。体のためにも髪の毛のためにも、適度なタンパク質を取るようにしましょう。タンパク質の中でも肉よりも魚の方が脂肪分が少なく、かつ髪の毛に良いとされるカルシウムが豊富なので、日頃から肉か魚で迷った時には魚を選択するのがおすすめです。

様々な栄養素をバランス良く摂るのが良いですが、中でも髪の毛にいいとされている栄養素は、良質なタンパク質の他に、海藻類などに含まれるヨード、鮭や鶏肉に含まれるコラーゲン、青魚に多いサイコサペンタエン酸、そして野菜や果物に代表されるビタミン類などがあります。これらの栄養素は他の栄養素と結びつきながら体内に吸収されていく特徴があるため、1つの栄養素だけを集中的にとるのではなく、少しずつ取り入れるように工夫しましょう。

睡眠不足

睡眠不足も髪の毛の成長を妨げる要因の1つです。成長ホルモンは人間の体を形成するには欠かすことのできないホルモンの1つで、このホルモンの分泌が多いと身長を伸ばす作用があることでも知られています。身長が伸びると言っても、このホルモンは子供だけが分泌できるものではなく、人間であれば生涯に渡って分泌されるものであり、身長だけでなく髪の毛の成長にも関係してくる大切なホルモンです。

この成長ホルモンの分泌量が最も多くなると言われているのが、ゴールデンタイムとしても知られている夜中の22時〜2時頃の時間帯です。更に、成長ホルモンは睡眠時に多く分泌されるため、この時間帯に合わせて睡眠をとることで、最もホルモン分泌を高めて効果も発揮してくれるのです。

しかし、現代の社会ではバイトや残業、飲み会にクラブなど夜遅くまで活動している人が多く、22時と言ってもベッドに入るどころかまだ帰宅もしていないというような生活を送っている人も多いのではないでしょうか。

睡眠と食事の関係性も重要で、睡眠する3時間前に食事をとることで体内の血糖値が上昇してしまい、その結果成長ホルモンの分泌を妨げてしまうことにつながります。飲み会で唐揚げやポテト、アルコールを楽しみ、締めにラーメンを食べて、帰宅してすぐに就寝、と言った流れは、体に大きな負担をかけますし、それが髪の毛の成長にも影響を及ぼします。

規則正しい生活を常に送ることは難しい場合もあるとは思いますが、なるべく早寝早起きを心がけ、遅い時間帯にはさっぱりとした食事を心がけるなどちょっとした意識を変えるだけでも体と髪には良い影響を与えてくれます。しっかりとした睡眠時間が取れない人は、せめて睡眠の質を上げられるよう寝る前にはゆっくりお風呂に浸かったり、軽いストレッチをしてからベッドに入るのもおすすめです。

まとめ

若年層の薄毛は、今回ご紹介をしたように日頃の生活習慣によって引き起こされるパターンが非常に多いです。それだけに、日々のちょっとした心がけだけでも十分防ぐことが可能です。そして既に進行してしまっている場合でも、体質改善することによって頭皮や毛根の健康状態が良くなり、発毛につなげていくことができます。頭髪の問題は、単なる若ハゲではなく身体の不調や心の疲れを表してあるものとも言えます。薄毛に悩んでいる方はもちろんのこと、髪の毛の状態でご自身の体の健康状態も正しく認識をし、健康的な生活を心がけていきましょう。