自宅でもできる、お灸を利用した発毛対策をご紹介

抜け毛や薄毛の対策には、育毛シャンプーやトニック、クリニックで処方される薬など様々な方法が紹介されていますが、いまいち効果が出ないという悩みも多くあります。様々な要因によって引き起こされる薄毛には総合的な対策が必要です。歴史ある自然の療法でもあるお灸は、薄毛対策にも効果があると言われています。このサイトでは、髪の毛のためだけでなく、体全体の健康にも効果的なお灸を活用した方法をご紹介します。火を使わずに行える安全で手軽なやり方もご紹介していますので、気になる方はぜひ試してみてください。

基本的なお灸の知識

お灸は、中国から日本に伝わった3000年以上の歴史のある健康療法として長年親しまれてきました。身体の至る所に存在するツボに温熱の刺激を加えることで、様々な治療効果を得ることができる東洋医学の1つです。

肩こりや腰痛など、筋肉の緊張をほぐすものとしてご存知の方も多いと思いますが、それ以外にも様々な効果があります。血行促進や鎮痛、リラックス効果、東洋医学で使われる人間のエネルギーとされる「気」、「血」、「水」の不足や滞りを改善する効果があります。よく、ツボ押しマッサージなどでそこまで力を入れていないにも関わらず激痛が走るのは、そのツボに関連する身体の箇所が弱っていたり、悪くなっているからというのはよく知られていることですよね。
古くから実践されている方法は、もぐさを皮膚の上に乗せ、それに火をつけて燃やし、温めるというものです。もぐさとはヨモギの名称でおなじみのキク科の薬草の、葉の裏側にある綿毛を精製したものです。

海外では和製のハーブと言われていたり、ハーブの女王とも言われるほど、様々な不調に効果的な万能生薬として親しまれています。これ以外にも、草餅やハーブティー、よもぎ蒸しなど様々な方法で取り入れられています。もぐさには食物繊維やクロロフィル、ミネラルが豊富に含まれており、浄血、血行促進作用があり、頭皮の毛細血管の動きを活発にし、殺菌作用と合わせて健康状態を保ってくれます。
もぐさに火をつけることによって発生する煙の香りにはリラックス効果もあり、新陳代謝を高めるためにも良いとされています。皮膚の表面から内部に成分が浸透することで、その効果を一層高めてくれます。

発毛に効くお灸のツボ

体の様々な箇所にはツボが存在しますが、ここでは特に発毛に効果があるとされるツボを3つご紹介していきます。
まずは関元(かんげん)と呼ばれるツボです。おへそから指約4本分下がったところにあるこのツボは、気が集中すると言われる体の中心である丹田の部分にあり、万能のツボとしても知られています。このツボを刺激することで、頭部への血の巡りが改善され、毛根にしっかりと栄養を行き渡らせることができます。それ以外にも、胃痛や冷え性、頻尿、うつ病などにも効くとされており、薄毛の対策以外にも体の調子を整えるツボです。

次に足三里(あしさんり)です。膝のお皿の外側にあるくぼみの部分から指約4本下にあるツボです。名前から推測できるように足の疲れに効くツボとして有名ですが、足だけでなく、胃とも繋がりがあるため、胃腸の調子を整える効果や体力アップによる薄毛対策にも効果的とされています。足は第二の心臓とも言われており、足の健康を高めることは体全体の健康促進にもつながります。足の血流を高めるとともに全身、そして頭皮の血流を促進して髪の成長を促していきましょう。

最後に天柱(てんちゅう)です。これは首筋の左右にあるツボで、頭痛や肩こりにも効くと言われています。同時にストレス解消や疲労回復の効果も期待できます。自律神経の乱れはあらゆる体の不調を引き起こし、そのうちの1つとして抜け毛や髪の毛の栄養不足もあります。この万能なツボを刺激することで自律神経のバランスを整え、体質改善を狙いましょう。

これら3つのツボはどれも身体の様々な不調を改善するものですが、特に薄毛の改善に効果のあるツボです。道具をすぐに用意ができない場合などは指でマッサージとして刺激するだけでも効果があるのでやってみるのもおすすめです。
簡単に行えるツボの刺激ではありますが、一方で奥が深い分野でもあり、どこを刺激すべきかはその人の体質や体調によっても異なってくると言われています。より効果的なツボの刺激を目指すためにも、初めは針灸師の先生に相談をし、ご自身に適したツボを教えてもらうのもおすすめです。

気軽にできる火を使わないお灸

伝統的な方法は、もぐさを身体のツボの部分に乗せ、そこに火をつけて温めるという方法ですが、最近は火を使わずに簡単に行える商品が販売されていてとても便利です。ここでは、「火を使わないお灸 太陽」をご紹介します。

シールタイプになったシートを刺激したいツボの箇所に貼るだけという気軽に使えるこのアイテムは、服の下から皮膚に直接貼ることができるので、忙しい方でも継続的に行えるポイントです。このシートを貼ると平均で40〜50度ほどの温度まで上がり、最長で3時間ほど持続します。火を使わなくても高い温度を維持してくれるこのアイテムですが、安全面もしっかりと考慮されています。皮膚に触れる部分は和紙でできており、皮膚の水分を吸収することで低温やけどを防止する効果があります。和紙のシートの上には、もぐさシート、その上に発熱剤が重なっています。

お試し用として2個入りが220円、6個入りが610円、12個入りが1,210円、30個入りが2,420円、60個入りで4,620円と、幅広いラインナップも魅力です。商品は全国のドラッグストアやインターネットで購入することができます。
頻度に関しては、できれば毎日やるのがおすすめです。というのも、同じ場所のツボを刺激した場合でも熱さなどの感じ方が日々異なり、これによって自分自身が体調の変化に敏感に反応ができるようになると言われています。ちなみに、熱さを感じにくい場合は体が疲れている証拠でもあるそうなので、その場合はしっかり睡眠をとってゆっくり入浴をするなど、体調を崩す前に身体を休めることができます。

火を使わないタイプの持続時間自体は3時間と長いですが、通常は1日30分程度が目安とされています。高温のもぐさを長時間当て続けると、身体が熱っぽくだるさが出てきたり、頭痛を感じたりする場合があるので逆効果です。また熱すぎると感じる時には我慢をせずにすぐに外すのが良いです。熱さを我慢することで身体に力が入ってしまい逆にストレスとなってしまうため、無理のない範囲で行いましょう。

おすすめのタイミングは夜寝る前です。質の良い睡眠は髪の毛の成長も促進する効果があるので、睡眠に効果のあるツボも同時に刺激し就寝することで、ダブルの効果を期待することができます。マッサージなどは血行が良くなる入浴後が良いという話もありますが、お灸の場合は入浴の前後は避けた方がいいと言われています。熱によってツボを刺激する効果を期待するものなので、効果を弱めてしまう恐れがあるためです。入浴の前後に、たっぷりと時間を取ってから行いましょう。
ちなみに、朝に行うのも目的に応じてはおすすめの方法です。寝起きで体温が比較的低い時に熱でツボを刺激することで血行が良くなり、目覚めもよくなります。いつもより少し早起きをしてゆったりとした時間をとることもストレス解消に繋がりそうですね。

まとめ

長い歴史のあるお灸を使った健康法は、髪の成長を促進する効果があるのはもちろんのこと、身体のあらゆる不調を改善してくれる効果がある万能な方法と言えます。身体と心は繋がっており、また頭皮も身体の一部です。頭皮や髪の毛だけに注目をしてケアするのではなく、総合的な身体の力を高めることが将来的な頭皮の健康にも良い影響を及ぼしてくれます。無理のない範囲で、ゆっくりと身体と向き合いながら始めてみてはいかがでしょうか。