発毛シャンプーは本当に効果があるのか?ないのか?

最近よく目にするのは「こんなに毛穴が詰まっています」という写真です。拡大した毛穴のそばに白い皮脂が盛り上がっている写真なのですが、実はこの状態は割と健康的で悪い状態ではないというので驚きました。盛り上がっているのは、新しい皮脂が出て来ているのであり、それが汗と混ざり合い、皮脂幕を作って頭皮を守るそうです。逆に洗浄力が強過ぎるシャンプーで、皮脂を取り過ぎてしまう方が頭皮には宜しくない、というのが事実だという事でした。

 

まずは発毛と育毛の違いを知る事

シャンプーはほとんど「育毛」或いは「スカルプ」という名称であり、「発毛」を謳うというモノは無い様です。「育毛」というのは頭皮の環境を整え、同時に今ある毛髪を育てるという事で「スカルプ」もまた頭皮の事です。つまり、「発毛」しやすい頭皮環境を作るのが育毛・スカルプシャンプーの役目であり、一番重要な任務と言えるでしょう。

比べて「発毛」とはホルモンバランスやヘアサイクルを正常にし、頭皮から毛が生えて来る状態に持って行く任務を担っています。医療機関やサロンなどで行っている行為が発毛の為の治療であり、これを家庭内のシャンプーで結果を求めるには無理があるでしょう。

例え発毛成分を入れた所で、使用する度に頭皮がグングン成分を吸収して発毛し続けるなどという事は、ほぼ、あり得ません。

 

育毛シャンプーの効果とは

種類にもよりますが、育毛シャンプーで出来る事は「頭皮の炎症を起こさない健康な地肌を作り、髪が生えやすく育ちやすい環境を整える」という事です。

特に重要なのは「頭皮を柔らかく保つように乾燥を防ぐ」「血行を良くする事」という事でしょう。また、皮脂が増え過ぎれば「マラセチア菌」が増殖して、フケやかゆみを伴う頭皮トラブルを起こす事もあります。こういった頭皮の悪化を防ぐのも、育毛シャンプーの効果です。

最大の効果を得る為には、それぞれの頭皮の状態に合わせ、成分なども吟味しながら選ぶ事が大切となります。総体的には、頭皮を清潔にして、水分・油分バランスを保持して乾燥させない、強い刺激を与える事のないモノが良い効果を生むシャンプーと言えましょう。

 

正しいシャンプーを目指そう

まずは「良いシャンプーを選ぶ」事が肝要となります。ドラッグストアーなどで市販されている多くの商品に使用されているのは、高級アルコール系洗浄成分です。これは洗浄力が強過ぎて頭皮の潤いを奪う為、必要な水分を保持できず乾燥してしまいます。

お勧めするのは、アミノ酸洗浄成分を使用したものかベタイン系洗浄成分のものです。これらは優しい洗浄力と刺激の少なさで、育毛に効果的と言えるでしょう。

そして洗髪の際は、予備洗いを十分に行う事が重要です。何故なら、髪に汚れが着いたままだとシャンプーが泡立たたず、必要以上に量を使用してしまうからです。次に長時間の洗髪や強力にゴシゴシ洗うのも避けましょう。地肌に、摩擦や刺激を不必要に与えてしまいます。日に複数回洗うのもNGです。最後は完全に洗浄成分を落とす様、すすぎは十分に行って下さい。この時、お湯の温度が熱すぎると皮脂を落とし過ぎるので気をつけましょう。

尚、洗髪後のドライヤー使用については意見が分かれる所ですが、結果から言えば自然乾燥は避けた方が正解だと思います。湿気を残したままでの放置は雑菌繁殖し易く、また乾燥し易い状態です。洗顔後に水気を残したまま放置するのと同じ事になってしまいます。

熱すぎない温度で、地肌に近づけ過ぎず、髪の根元から乾かす様にするのが良い様に思います。

 

まとめ

シャンプーを選ぶ注意点は先述した通りですが、アルコール洗浄剤を使用していても、アミノ酸がわずかでも入っていれば「アミノシャンプー」と謳える為、注意が必要です。

その様なものを使用していて、頭皮のツッパリ感や乾燥を感じたら使用を中止する事をお勧め致します。乾燥し過ぎればフケ、かゆみの元となるばかりでなく、血行不良を起こしたり、頭皮を守る為に皮脂をセッセと出して皮脂過剰になったりする場合もありますので。

尚、成分中で「ラウレス硫酸ナトリウム」や「ラウリル硫酸ナトリウム」などが含有していたら、代表的な高級アルコール系ですので気をつけた方が良い様です。