体にやさしくて効果あり!漢方薬で発毛を目指す方法とは

薄毛の治療と言えば、高額なサロンやクリニック、辛い副作用を伴う薬の服用などをイメージされる方も多いのではないでしょうか。かなりのお金がかかる上に体に負担をかけながらの治療は、仮に髪の毛が生えてきたとしても心身ともにあまり健康な状態とは言えない場合もあります。さらに科学的な薬によって治療する方法は、一次的な解決策になることが多く、投薬し続けなくてはならない場合も多くあるといいます。このサイトでは、体に優しいと言われる漢方の力を利用した方法で髪の毛の成長を促していく方法をご紹介していきます。

そもそも漢方とは

漢方とは、古代中国の伝統的な医学である中医学が日本に伝わり、独自に発展してきたものです。天然の素材である植物や動物、鉱物などを蒸したり、乾燥させたりし、人間の身体に様々な良い影響をもたらします。

考え方として、人間の体は「気」、「血」、「水」の3つの要素で作られているというものがあり、この3つがバランスよく体内を巡ることで身体の調子が整うというもので、自然界の素材を取り入れることによってバランスを整えるという治療法が古くから使われてきました。

これらを複数組み合わせることで作られたものが漢方薬ですが、この考えに基づいて、特定の器官や箇所だけに注目をして治療するのではなく、身体全体のバランスを整えながら改善をしていくという総合的な働きを目指しています。

漢方をおすすめする理由

漢方は、西洋薬と比較すると副作用が起きにくいと言われています。植物性の効能によって体の根本から症状を改善していこうという考えでもあるため、体質を改善しながら長期的な育毛対策にも良い影響があると言えます。

仮に化学的な薬で一時的に髪が生えたとしても、副作用で体の健康を害してしまっては意味がないですし、体質が改善されないということは、すなわち薬をやめたらまた元に戻ってしまうということでもあるため、ずっと飲み続ける必要が出てきてしまい、ますます体には負担をかけることになってしまいます。

ただし、いくら体に優しいと言っても西洋薬と同じように体質によって合う合わないということもあり、人によっては副作用が出る場合もあるので、特にアレルギー体質の方や初めて試される方などは様子を見ながら取り入れていきましょう。

高麗人参

高麗人参は、多くの方が耳にしたことがある食材の1つではないでしょうか。人参とは言っても野菜の人参とは異なり、オタネニンジンと呼ばれるウコギ科の植物の根を乾燥させたもので、原産地は中国や朝鮮半島ですが、日本に渡ってからは国内でも生産されている植物です。

高麗人参の主成分はジンセノサイドと言われるもので、血流を整える働きがあると言われています。血中の中性脂肪が増えることによって滞った血流をサラサラにしてくれるため、身体だけでなく頭皮の血流改善にも繋がります。頭皮の血流が改善されることで頭皮にある毛細血管が活性化され、髪の毛の成長に必要な酸素やタンパク質が作られるのです。

血行促進以外にも、高麗人参にはストレスを解消する効能もあるとされています。強いストレスは髪の毛の成長の妨げにもなると言われているため、髪の毛の成長を妨害している根本的な原因を解決するためにも高麗人参は効果があります。

高麗人参の最も効果的な摂取方法は煎じて飲むことだと言われていますが、高級でもあることから、手軽でおすすめの方法はサプリメントです。シャンプーや育毛剤の成分として配合されている場合も多いですが、より成分が高く浸透するのは内服での方法と言えます。

葛根

葛根の産地は中国や日本などアジアを中心としており、葛(クズ)と呼ばれるマメ科の植物のその根から取ることができるエキスのことを呼びます。葛は、秋の七草の1つにも含まれており、古くから薬用として用いられてきました。カッコンエキスという名称でシャンプーや育毛剤などの成分として配合されている場合もあり、また保湿や肌の透明感にも作用するとされ、化粧品や美容液などにも使用されていることがあります。

ちなみに、風邪のひき始めに効くとされることでおなじみの葛根湯をご存知の方も多いと思いますが、これは葛根だけでなくその他の生薬(麻黄、生姜、桂皮、芍薬、天草、大棗)で構成されているものです。葛根自体は乾燥させたものを購入することができますが、漢方薬局などでいくつかの素材を組み合わせて処方してもらうこともできます。

サンザシ

サンザシ(山査子)は、中国の東北地方をメインとして生産されているバラ科の果実です。この赤い果実を練ってドライフルーツとして食べるのが一般的ですが、甘酸っぱい味わいはそのまま食べても美味しいですし、お茶受けとしてもぴったりです。練り梅や、ドライアプリコットなどがお好きな方は食感や味わいが近いのでオススメです。中華料理では、酢豚などのアクセントとして入れる場合もあるようなので、お料理のアレンジとしても使用することができます。その他サンザシ茶としても出回っており、フルーティーな味わいが人気です。

サンザシにはカルシウム、ビタミンAやビタミンCなどの栄養価があり、髪の毛の成長にも有効な栄養素が含まれています。また、血行を良くする働きがあり、頭皮の血行促進だけでなく、全身にもその好影響が及ぶため、美味しく食べながら健康促進ができる優れものです。

サンザシは中華街などにあるアジア系のマーケットや、インターネットなどで購入することができます。そのまま食べる以外にも、その果実から抽出したサンザシエキスをサプリメントなどに使用しているものや、化粧品やシャンプーなどに配合しているものもありますが、髪の毛の成長に必要な栄養素を取り入れるには、ドライフルーツやお茶、サプリメントがよりベターです。色々な方法で取り入れることができるので、ご自身のお好みの摂り方を試してみてください。

シナモン

シナモンと言えばスパイシーな香りが特徴で、お菓子やドリンクなどに使われる調味料としてもご存知の方が多いのではないでしょうか。人によって好き嫌いが分かれる少しクセのあるテイストとも言えますが、これが薄毛の対策にも良い影響を及ぼすと言うのは、シナモンが好きな人にとっては嬉しい情報ですよね。

シナモンには、毛細血管を保護したり修復したりする働きがあると言われています。頭皮には毛根に酸素や栄養素を行き渡らせるための毛細血管が張り巡らされており、この血管の働きが鈍ってしまうと髪の毛の成長も妨げられてしまいます。しっかりと機能する毛細血管を作ること、そしてそこにより多くの血液を送り込むことが髪の毛の成長を促します。

また、シナモンの甘くスパイシーな香りは心をリラックスさせることでも知られており、自律神経を整える役割があります。自律神経のバランスが取れていることによってホルモンバランスも整い、その結果頭皮の細胞の再生が活発になります。

シナモンはスティックで売られていることも多いですが、ご自宅で気軽に使うにはシナモンパウダーがおすすめです。紅茶などのドリンクに少しだけ入れるだけで風味がアップしますし、お酒が好きな方は赤ワインに入れても美味しく飲むことができます。意外と合う組み合わせが肉料理です。ローストビーフやチキンのグリルなどの際に一振りすると、お肉の旨味もアップします。

まとめ

漢方薬は、古い歴史があり医学的にも認められている体に優しい治療方法です。髪の毛の成長を促すためだけでなく、身体そのものの調子を整えていくことで様々な不調も改善する一石二鳥の方法です。はじめのうちは匂いや味が特徴的で苦手に思う方もいるかもしれませんが、オブラートに包むと気にならなくなります。もちろん普段の生活料理の中に加えて使えるものもありますし、薬膳カレーや薬膳火鍋などで美味しく取り入れる方法も楽しく食べながら健康にも良いのでおすすめです。ご自身にとって取り入れやすい方法で、気楽に発毛対策をしていきましょう。