脱毛症や薄毛の種類を把握しよう(その1)

一口に薄毛、ハゲと言っても、それらの症状は多岐に渡り、いくつかに分類されています。症状によって治療のための対処法も異なります。
対処法を間違えば、治るであろうはずのものも治らなくなってしまうので注意が必要です。そして、その原因はストレスの場合もあれば、生活習慣の場合もあります。

治療をする際は、その原因をちゃんと把握しなくてはいけません。そして、早めに医療機関を受診しましょう。以下で薄毛の代表的なもの、AGA、円形脱毛症、脂漏性脱毛症の3つを見ていきましょう。

AGA

AGAとは「男性型脱毛」のことで、「AndrogeneticAlopecia(アンドロゲン性脱毛症)」の略です。その特徴は、額の生え際が退行したり、頭頂部が薄くなったりするところです。その原因は、名前にある通り、アンドロゲンと呼ばれる男性ホルモンが原因です。

髪の毛には、一定のヘアサイクルがあります。新たな髪が生まれ、活発に育っていく成長期、その伸びが徐々に止まっていく退行期、完全に止まって、後は抜けるのを待つだけの休止期という流れです。しかし、分泌される男性ホルモンのせいで、そのヘアサイクルが乱れてしまうことで、薄毛になってしまうのです。

その原因は食生活やストレス、そして運動不足だと言われています。それでは食生活を改善したり、ストレスの原因になるものを排除したり、運動をすれば誰でも解決するのかと言えばそういうわけでもありません。

1番効果的なのは、原因となる男性ホルモンを抑制するための薬を服用することでしょう。しかし、その薬の効果も個人差があり、人によっては副作用が出ることもあり、注意が必要です。

円形脱毛症

頭の一部分だけが硬貨のように真ん丸の形でごっそり抜け落ちるのが、円形脱毛症です。これは女性に多く見られるものですが、子供でも起こり得る症状です。

免疫細胞が、本来、自分の体の一部であるはずのものを攻撃してしまう自己免疫疾患が原因だと言われています。つまり、自己免疫が、毛根を保護して髪の毛を成長させる毛包を破壊してしまうために起きるのです。これは女性ホルモンのエストロゲンが原因とも言われていますが、はっきりとしたことはいまだわかっていません。

妊娠出産や月経、そして更年期など体の変化によるストレスを感じやすいのが女性です。そうしたストレスがために、これらの症状を引き起こすとも言います。妊娠出産による脱毛の場合は、時とともに解決してくれることが多いですが、時間が経過しても治らないのであれば、皮膚科にかかるとよいでしょう。

通常の薄毛と違い、円形脱毛症は健康保険の適用内になっているので、安価で医療機関に受診ができます。

脂漏性脱毛症

皮脂は、頭皮を守るために分泌されるものですが、この分泌が過剰になるとそれが原因で脱毛が起きます。頭皮にべたつきがあるのが特徴ですので、すぐにそれとわかるでしょう。皮脂が増大することで、頭皮を常に住まいとしているマセラチア菌が増えます。マセラチア菌はこの皮脂が大好物なのです。マセラチア菌が増えることで頭皮に炎症が起きます。それが頭皮のかゆみとなって現れ、頭皮環境は悪化して、毛根が弱り、抜け毛が起きるのです。

これは男性ホルモンの増大によるもので、女性もまた女性ホルモンの崩れによって起きると言われています。とにかく、洗髪の際には洗浄力の優しいシャンプーを選ぶことが大切です。あまりにも汚れをよく落とすタイプのシャンプーだと、頭に必要な皮脂まで落としてしまうことがあります。すると、頭皮を守ろうと、余計に皮脂が分泌されてしまいます。過ぎたるは及ばざるがごとしということですね。生活習慣の改善や生活リズムを直すこと、そしてコーヒーや香辛料といった刺激のある食品を控えることも大切です。

まとめ

特に薄毛が気になっていたわけでもないのに、ある日、突然、増えるあなたの抜け毛。他人事だと思って、油断しているといつの間にか、頭髪が薄くなっているということもあります。原因がわかれば、すぐに対処できるというわけではないでしょう。

生活習慣の改善と言っても、それも一朝一夕でできるものでもありません。場合によっては一時的な可能性もあるので、早めに医療機関を受診し、医師の指導をしっかりと受けて治療に専念するといいでしょう。ものによっては、常態化している薄毛よりも早く、1か月程度で治るものもあります。慌てず騒がず、自分の症状に適した治療をできるといいですね。